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邦人被害（路上での強盗及び窃盗（スリ）事件の発生）

以下のとおり、邦人が被害者となる強盗及び窃盗（スリ）事件が発生しましたので、お知らせします。

１　発生日時
　１２月１０日（日）午後７時１５分から３０分までの間

２　発生場所
　ルース（Luz）駅近くの路上

３　事件概要
（１）邦人被害者がルース駅から徒歩で、宿泊先のホテルに向かっていた途中、女性に話しかけられたため、振り切ろうとしたところ、７〜８名の賊（いずれも２０代、褐色）に四方を囲まれ、肩から斜め掛けにしていたカバンを強奪された。カバンには日本国旅券、クレジットカード、携帯電話、現金などが入っていた。賊の１名は銃のようなものを見せて脅した。また、邦人被害者は、カバンを強奪された際、賊の１名に胸を蹴られたが、幸い怪我には至らなかった。
（２）この邦人被害者は１２月３日（日）午後６時３０分ごろ、地下鉄セー駅からセー広場に出るため、エスカレーターを上り、階段にさしかかった際、背後から路上生活者の男性（５０〜６０代、褐色）に声をかけられ、肩から斜め掛けにしていたカバンの中を確認したところ、携帯電話を盗まれていることに気づいた。路上生活者の男性は５０レアルと引き換えに携帯を返却すると話を持ち掛けてきたため、邦人被害者は携帯電話と５０レアルとの同時交換なら話に応じると交渉を試みたが、交渉は決裂し、路上生活者は逃走した。なお、盗まれた携帯電話の現物確認ができなかったため、路上生活者が窃盗犯であるかは不明である。

４　被害品
　１２月３日は携帯電話（１台目）。１２月１０日はカバン、日本国旅券、クレジットカード、携帯電話（２台目）、現金など。いずれも人的被害なし。

５　防犯対策
（１）セントロ地区のセー広場やルース駅周辺の治安は劣悪で、強盗事件が多発しています。訪れる必要がある場合には、単独での移動は避けて、細心の注意を払ってください。
（２）万が一事件に巻き込まれた際は、抵抗を試みると命の危険もあることから、素直に犯人の要求に従い、逃走・抵抗またはそれと誤解されるような素早い動きは絶対にしないでください。
（３）賊はどこからどのような形で現れるかわかりません。周囲の状況を良く確認し、警戒を怠らないように気を付けてください。その際、時折周囲に視線を向けるなど、警戒心を顕示することも効果的です。
（４）カバンやポケットに貴重品を入れていても、強盗や窃盗に遭う可能性があります。外出する際の荷物は必要最小限に留め、貴重品は極力持ち歩かないか、携行する場合は分散して携行してください。
（５）過去にブラジルの各公館から発出された安全情報は、外務省の海外安全ホームページ上で履歴を確認することができます。また、当館ホームページ上では「安全の手引き」「邦人被害事例集」の資料を掲載しています。
これらの資料も安全対策のご参考に是非ご活用ください。
●海外安全ホームページ、安全情報発出履歴リンク：https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0055
●当館ホームページ、「安全の手引き」、「邦人被害事例集」の資料リンク：
https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/SegSP_jp.html

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　在サンパウロ日本国総領事館　領事部
　　電　話　　(55-11)3254-0100
　　メール　 cgjassist@sp.mofa.go.jp
　　ホームページ　https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html