びびなび : サンパウロ : (ブラジル) Sao Paulo

以下のとおり、邦人が被害者となる詐欺未遂事件が発生しましたのでお知らせします。

１　発生日時
　９月１日（金）午後３時頃

２　発生場所
　サンパウロ市内

３　事件概要
　被害者は、上記日時に、ブラジル国内に実在する銀行を名乗る番号から、SMS（ショートメッセージ）で「あなたは○○という店でR$○○の買い物をしました。購入をキャンセルする、または不明な点がある場合は番号○○まで電話してください。」との連絡を受けた。
　被害者は、通常クレジットカードを使用すると、銀行から確認メッセージを受信する設定にしており、今回も同様のメッセージであると思ったが、該当する買い物をしていなかったため、即座にキャンセルする必要があると考え、同番号に電話をかけた。応対した人物の指示に従い、銀行のアプリで表示される残高（当該人物によると何者かがアプリを不正操作した形跡があるとのことだった）およびCPFを電話口で伝えた。当該人物から返金手続きをするのでこのまま待つよう指示があったが、途中で電話は切れてしまった。
　詐欺の可能性を疑い、銀行のサービスセンターに問い合わせをしたところ、「銀行からSMSを通じて個人情報や電話を求めることはないので詐欺の可能性が高い」との回答があった。
　その後しばらくすると、不審な番号からWhatsAppのメッセージが届き、キャンセルのプロセスを完了するために再び電話するよう指示があったが、被害者は詐欺を疑いそれ以上取り合わなかった。そのため、実害はなかった。銀行にはセキュリティー対策（Tokenの再発行）を依頼した。

４　防犯対策
（１）実在する金融機関等を名乗ったSMSであっても、不明な番号からの依頼・指示は信用しない。また、不審なリンクを開かない。
（２）カード使用後に確認メッセージを受信する設定にしている場合、非常によく似た形式で偽メッセージが届くことがあるので、安易に返信しない。
（３）金融機関等を名乗る者から連絡を受けた際には、事実関係をよく確認するとともに、ご家族や、最寄りの支店・サービスセンターに相談する等し、直ぐに、一人で対応しない。
（４）過去にブラジルの各公館から発出された安全情報は、外務省の海外安全ホームページ上で履歴を確認することができます。また、当館ホームページ上では「安全の手引き」「邦人被害事例集」の資料を掲載しています。これらの資料も安全対策のご参考に是非ご活用ください。
●海外安全ホームページ、安全情報発出履歴リンク：https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0055
●当館ホームページ、「安全の手引き」、「邦人被害事例集」の資料リンク：
https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/SegSP_jp.html

※「たびレジ」簡易登録された方でメール配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願い致します。
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【問い合わせ先】
　在サンパウロ日本国総領事館　領事部
　　電　話　　(55-11)3254-0100
　　メール　 cgjassist@sp.mofa.go.jp
　　ホームページ　https://www.sp.br.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html